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エジプトの観光スポットTOP30

記事の目次

エジプトは世界的に有名な巨大ピラミッドやスフィンクスがあり、数千年前から残る歴史的遺産を見ることができる国です。毎年世界各地から多くの観光客が訪れている人気観光地でもあり、2019年は観光客数が1300万人を超え過去最高を記録しました。また、エジプトは他の観光国と比べても物価が安く、滞在費用が抑えられるという点は嬉しいポイントです。エジプト観光スポットの写真や観光地のレビューを通して、エジプトの魅力を感じていただき、エジプトへの旅行に一歩踏み出してみませんか。今回はエジプトの観光スポットでも特に訪れてみたい30ヶ所を紹介致します。

最初に見るべきエジプトの観光地リスト

エジプトでまず見るべき名所としてあげられるのは、大ピラミッドで有名なギザ、そして、歴史的遺跡が多いルクソール、地中海に面したアレクサンドリアも外せません。まずは大ピラミッドからエジプトの旅をスタートさせ、カルナック神殿やルクソール神殿など壮大な遺跡を回って、エジプトの長い歴史を肌で感じてみましょう。ここでは、まずエジプトで見るべき名所を10ヶ所ご紹介します。

1. ギザの大ピラミッド(ギザ)

メンカウラー王のピラミッド

ギザの大ピラミッドは、エジプトのギザに建築された王の墳墓です。今から約4500年前に建設されたと言われ、現在でもその建築理由や方法は明らかになっていません。このギザの大ピラミッドは、クフ王、カフラー王、メンカウラー王の3つのピラミッドを合わせて、メンフィスとその墓地遺跡の一部として世界遺産に登録されています。エジプトの観光スポットランキングでも常に上位に位置し、口コミ評価も高く、全世界から観光客を集めています。何といっても見所は、一気に三つのピラミッドを見られるところです。また、夜になるとライトアップや音楽を使ったショーも行われていて、一日中楽しめる人気観光地です。

公式サイト: https://www.sca-egypt.org



2. 王家の谷(ルクソール)

岩の多い峡谷の下にそびえる王家の墓

王家の谷は、ナイル川の西岸のルクソールにある、古代エジプトの新王国時代の王たちの墓が集中している遺跡です。現在までに64もの墓が発見されていますが、1922年に発見されたツタンカーメンの墓を覗いて、全て盗掘の被害に遭い、散逸してしまいました。それでも壁画で彩られた墳墓の中は見所満載ですし、ツタンカーメンの墓から発見された副葬品などを見たい場合は、カイロのエジプト考古学博物館に行くことをおすすめします。また注意点としては、墳墓の中で写真を撮れないということと、日射しが強いのに、外には日陰がありませんので、服装としては紫外線対策として上着や帽子、サングラスは必須です。



3. ルクソール神殿(ルクソール)

ラムセス2世の立像と石柱が林立するルクソール神殿

ルクソール神殿は、その名の通りナイル川の西岸のルクソールにある、アモン神の妻ムート神を祀った神殿です。カルナック神殿の大神殿と参道で繋がっており、カルナック神殿の付属神殿の位置づけで、始まりは小さな祠堂だったのですが、アメンヘテプ3世、ラムセス2世によって大規模な改築と増築が行われ、現在のように巨大な神殿へと変わっていきました。ルクソール神殿で最も目を引くものはやはり、第一塔門に鎮座するオベリスクと巨像です。中に入ると、ラムセス2世の中庭があり、ラムセス2世の立像とその後方に並ぶパピルス様式柱頭装飾の柱の迫力に圧倒されるはずです。なお、正面のオベリスクは本来は二本あったのですが、オポレオンがフランスに持ち帰ってしまったため一本しかありません。持ち帰られたオベリスクは、現在フランスのコンコルド広場に展示されています。

4. シャルム・エル・シェイク(南シナイ県)

エメラルドグリーンの海が広がるシャルム・エル・シェイクの海岸

シャルム・エル・シェイクは、シナイ半島の南端、紅海に面している世界的にも有名なビーチリゾートです。陸地は乾燥した岩場だらけなのに対して、海に入れば自然豊かなサンゴの森が広がっており、海の青と砂漠の白のコントラストが美しいです。その海を満喫するのに最もふさわしい観光スポットが、ムハンマド岬にある国立自然公園です。ダイビングスポットとして世界的に有名で、世界中からダイバーが集まってきています。ダイビングをしない観光客は、シュノーケリングを楽しむことができ、ボートで海に出て美しい海を見ることができます。また、夜の市街地に訪れると、熱気のこもったナイトマーケットが開かれており、一日中活気のある姿を見せています。このシャルム・エル・シェイクのリゾートを堪能するためにも、エジプトでのホテルは、この街に取ることをおすすめします。

5. モンタザ宮殿(アレクサンドリア)

白亜のモンタザ宮殿

モンタザ宮殿は、1892年、港湾都市であるアレクサンドリアに、王家の夏の別荘として建てられました。フィレンツェにあるベッキオ宮殿を模して造られたこの宮殿の見所は、トルコ風とフィレンツェ様式を併せ持つ独特な建築様式です。370エーカーもの広大な敷地の中には、庭園やビーチ、カジノ併設のホテル、レストランなどがあります。宮殿内は開放されていませんが、アレクサンドリア随一の美しい庭園は一般に開放されており、ウォーターフロントの景色と共に楽しむことができます。

この綺麗な映像を見ながら、エジプトならではの雰囲気を味わって下さい。

6. カルナック神殿(ルクソール)

ファラオ像が並ぶカルナック神殿

ルクソールにあるカルナック神殿は、アモン神を祀った神殿で、長年に渡り複数の王によって増築が繰り返され、世界最大の神殿建造物といわれています。神殿の入り口である第一塔門の前には、スフィンクスの参道が続いていますが、このスフィンクスは牡羊の顔をしている珍しいものです。参道を進み、中庭を抜けた先にある第二塔門に入ると、人気の観光スポットである有名な大列柱室が並んでいます。この大列柱室は、三代にわたる王達によって造られたもので、強大な柱が130本も林立しているだけでなく、それぞれに美しいレリーフが入っています。それらの石柱の群れを抜けた先には、エジプト一の高さを誇るオベリスクが待っています。現在、荒廃は進んできているものの、エジプトにおける最大の遺跡群です。

7. シナイ山(南シナイ県)

茜色に染まるゴツゴツした山肌のシナイ山

シナイ山と言えば、モーセが神から十戒を授かった場所として、世界的に有名な観光名所です。現在、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、それぞれにとって聖地となっており、今でも数多くの巡礼者が訪れています。標高2285メートルの高さのシナイ山に登り、ご来光を見るのが人気のアクティビティです。山頂へは深夜に出発し、真っ暗な山道を三時間以上かけて登っていくことになります。木が一本も生えていない岩山の連なりから昇ってくる朝日を見れば、感動すること間違いないです。シナイ山の麓には、世界最古の修道院とされる、世界遺産である聖カタリナ修道院があるので、合わせて観光することをおすすめします。

8. アブ・シンベル大神殿(アブ・シンベル)

ファラオの巨像が並ぶアブ・シンベル大神殿

アブ・シンベル大神殿は、太陽神ラーを祀る大神殿と、王妃ネフェルタリのための小神殿からなる、ピラミッドの次にエジプトで人気がある観光スポットです。この神殿は、紀元前1250年頃にラムセス2世によって造られた、砂岩をくりぬいた岩窟神殿です。何よりも目を引くのは、入り口にズラリと並ぶ4体のラムセス2世の座像で、見る人を圧倒する迫力があります。内部は非常に広く、ラムセス2世や王妃ネフェルタリ、神々の像が数多く並んでおり、神秘的な雰囲気を醸し出しています。ですがこのような素晴らしい神殿も、1960年代にダムの建設計画によって水没の危機に見舞われました。しかし、ユネスコの国際的な救済活動の結果、現在神殿がある高台へと遺跡は移設されたのです。そして、この活動がその後の世界遺産創設のきっかけになったのでした。

9. 聖カタリナ修道院(南シナイ県)

シナイ山のふもとに立つ聖カタリナ修道院

聖カタリナ修道院は、モーセが神から十戒を授かったシナイ山の麓にある、世界最古とされる正教会の修道院です。パシリカ式の主聖堂を中心に据え、キリスト教の出来事を記録したイコンや、設立当時から受け継がれている絵画などが所蔵されています。また、この修道院は正式名称を「救世主の顕栄修道院」というのですが、アレクサンドリア出身の聖人である聖カトリーナの名前が付けられています。その理由は、彼女がローマ帝国統治下のアレクサンドリアで殉教した際、その遺体が天使によってシナイの山まで運ばれたという伝説からです。そのため、主聖堂には聖カトリーナの遺骸を修めた棺が安置されています。

公式サイト: https://www.sinaimonastery.com

10. 新アレクサンドリア図書館(アレクサンドリア)

屋外プールの奥に立つ傾斜がある新アレクサンドリア図書館

紀元前3世紀、アレクサンドリアには大図書館が存在しましたが、専科や略奪の結果、5世紀には跡形もなくなってしまいました。その図書館がかつてあった場所に、2001年、ユネスコとエジプト政府が協力して新しい図書館を建てたのが、この新アレクサンドリア図書館です。11階建ての巨大な図書館の壁には、世界各国の文字が記されており、地中海に向かって斜めに切り取られた巨大な円柱が地面に埋もれているというデザインになっています。図書館の内部は天井が高く、広々として開放的な空間となっています。青と緑のガラス窓から取り入れられる自然光は目に優しく、音を吸収する素材で壁は造られているため、読書に集中できる環境です。また、考古学と古文書の博物館が併設されており、過去の歴史を知ることができます。地中海の真珠とも呼ばれる港町アレクサンドリアで、本を片手に過去の歴史について想像してみてはどうでしょうか。

公式サイト: https://www.bibalex.org

訪れるべき他のエジプトの観光スポット

ここまでエジプトが誇る観光スポットで、特に必見の10ヶ所をご紹介しました。これら以外で、エジプト観光で絶対に外せないのが、様々な歴史的建造物が点在する首都カイロです。またエジプトには、ピラミッドやスフィンクス以外の穴場スポットも数多く存在します。初めての方でも慣れている方でも楽しめるようなエジプトの訪れるべき観光地、20ヶ所をご紹介しましょう。

11. カーイト・ベイの要塞(アレクサンドリア)

カーイト・ベイの要塞の入り口

カーイト・ベイの要塞は、15世紀後半にマムルーク朝のカリフであるカーイト・ベイによって建設された要塞ですが、現在では海洋博物館として公開されています。元々、この要塞が建てられている場所は、世界の七不思議の一つに数えられる、ファロスの大灯台が地震で倒壊した跡地でした。要塞からは青色の美しい地中海が望め、白亜の要塞とのコントラストが素晴らしいです。周囲にはバザールが盛んに開かれており、お土産の買い物に困ることはないでしょう。また、海岸通りにはシーフードレストランが並んでいますので、海の幸のグルメを味わいながら、地中海を眺めるのは最高です。

12. カラード・キャニオン(ヌエバ)

茜色で湾曲している壁面を持つカラード・キャニオン

エジプト・ヌエバ近郊にあるカラード・キャニオンは、ハイキングに最適な観光スポットです。約800メートルの長さの渓谷に囲まれたトレッキングロードは、シナイ半島の奇観の一つと言われています。狭い渓谷の中を進んでいくと、黄色に紫、赤、赤紫、金と色とりどりの岩肌が連なる不思議な景観に出くわします。でこぼこの岩肌を通り抜けることになりますので、まるでロッククライミングをしている気分になります。ですが、この神秘的な景観に出会うためには一つ注意点があり、ガイド付きのツアーに参加する必要があることです。ただし、ホテルやツアー会社の多くが、日帰りツアーを催行しているので心配はいりません。

13. ハーン・ハリーリ(カイロ)

ハーン・ハリーリのバザールの風景

14世紀末に始まったエジプト最大規模のバザールが、世界遺産にも登録されているハーン・ハリーリです。ハーンは「交易」を、ハリーリは「親しい友人」を意味しており、この地域は古くから隊商宿が立ち並ぶエリアでした。一部にアーケードはあるものの、ほとんどは露天で、隙間なくお店が並んでいます。細い道がくねくねと曲がりながら何本も並んでいるので、まるで迷路を歩いている気分になるはずです。大半がお土産屋さんで、観光客が必ず立ち寄る観光名所になっています。ここで取り扱われているのは、布製品、金属製品、民族衣装や工芸品など、歩いているだけで退屈しません。また、食べ物が美味しいグルメスポットでもあり、地元名物のハト料理やミントティーを味わうことができます。

14. ラス・モハメッド国立公園(南シナイ県)

珊瑚礁にたわむれる花火のように綺麗なキンギョハナダイの群れ

シナイ半島の最南端の海岸と紅海沿岸の中間に位置するのが、エジプトで最も有名な国立公園でもあるラス・モハメッド国立公園です。エジプトで最初に指定された国立公園でもあり、奇岩と砂漠の大地、そしてサンゴ礁やマングローブの入江が広がる美しい海を見ることができます。世界有数のダイビングスポットとして、世界中からダイバー達がやってきます。ダイビングはボートからでも、砂漠からのビーチエントリーのどちらも可能です。水の中に潜れば、岩棚という岩棚がサンゴに覆われており、陸上とはまったく異なるカラフルな景観が広がっています。また、この国立公園ではキャンプをすることもでき、満天の星空の下、夜を過ごした朝には、海の上に黄金色に輝く朝日を堪能できます。

15. アル・アズハル公園(カイロ)

緑が美しいアル・アズハル公園

アル・アズハル公園は、カイロのイスラム地区の東端、サラーフ・サーリム通りとサラディンの作った城壁とに挟まれた小高い丘の上にある閑静な公園です。高台にあるため、市街を眼下に望みながら、緑で覆われた公園内でゆっくりと散歩を楽しめます。特に、この公園からのイスラーム地区の眺めは絶景です。また、公園内にはレストランやカフェ、ピザ屋などもありますので、イスラーム地区の喧噪を遠くに聞きながら、のんびりと食事を楽しむこともできます。

公式サイト: https://www.azharpark.com

16. クフ王のピラミッド(ギザ)

巨大なクフ王のピラミッド Nina

ギザのピラミッドの中で、最も大きく有名なピラミッドがクフ王のピラミッドです。その高さは、40階建てのビルの高さと同じくらいで、約147メートルもあります。実際に目の前にするとその圧倒的な迫力に誰しも言葉を失うこと間違いありません。一つ2.5トンもの石灰岩を280万個積み上げたと計算されており、しかもほとんど誤差も僅かということで、当時の建築技術がうかがえます。どれほどの労力が掛かったのか、考えるだけでも気が遠くなるほどです。また、内部を見学することは可能で、王の玄室まで入ることができるのですが、通路が狭く、腰をかがめながら歩かないといけないので注意が必要です。

17. ギザの大スフィンクス(ギザ)

青空の下に鎮座するギザの大スフィンクス

カフラー王のピラミッドを守るように座っているのが、ギザの大スフィンクスです。スフィンクスは、頭は人間で、身体はライオンという神獣なのですが、この大スフィンクスの顔は、カフラー王の顔に似せて作られていると言われています。スフィンクスを堪能するのであれば、ツアーを予約することをお勧めします。広いピラミッドエリアをバスで移動するので、楽な上に効率的です。特に、足元エリアに入ることができるツアーを選ぶと、ゆっくりとスフィンクスを見ることができますし、スフィンクスの迫力をいっそう感じることができるはずです。また、スフィンクスの後ろから眺めてみると、その視線の先にはケンタッキーフライドチキンのお店があり、あたかもスフィンクスが狙っているように見えます。

18. エジプト考古学博物館(カイロ)

エジプト考古学博物館の展示 Ovedc

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カイロ観光の見所の一つが、重要な文化財が20万点も保管されているエジプト考古学博物館です。考古学が好きならば絶対に外せませんし、そうでない人も絶対に満足できる博物館です。その中でも最も注目すべきは、ツタンカーメンの黄金のマスクです。世界中からの人気が絶えないこのマスクの、豪華な迫力に圧倒されるはずです。勿論それ以外にも数々の秘宝や出土品、パピルス、棺などが展示されており、エジプトの歴史ロマンを存分に体感できるはずです。また、館内にはミイラ博物館も併設されているので、ミイラを間近で見るという、滅多にできない体験をすることができます。

19. エル・モアッラカ教会(カイロ)

エル・モアッラカ教会の入り口 Daniel Mayer

エル・モアッラカ教会は、聖母マリアに捧げられたコプト教の教会で、エジプトの世界遺産「カイロ歴史地区」のオールドカイロにあります。ローマ時代に造られたバビロン城の門の一部が床に使われたことで、「吊された」という意味のモアッラカという名前がつけられたそうです。正面から見ると、白亜の二本の尖塔が印象的な教会ですが、それ以上に内部は独特な作りになっています。精巧な寄木細工があしらわれたイコンと、舟形をした天井は、ノアの箱舟をイメージしたものだと言われています。そして、この教会はエジプトで最古のコプト教の教会と言われています。

公式サイト: https://www.coptic-cairo.com

20. ツタンカーメン博物館(シャルム・エル・シェイク)

ツタンカーメンの棺と遺物 Matthew Dillon
ツタンカーメンの全身模型 Matthew Dillon

シャルム・エル・シェイクに2014年、ツタンカーメンだけのために作られたのがこの博物館です。ツタンカーメンは、わずか18年の生涯にもかかわらず、世界で最も有名なファラオと言っても過言ではありません。その理由は、ツタンカーメンの墓が今日まで唯一略奪にあっていなかったことによります。この博物館には、その墓から出土した品々のうち、約130点のレプリカが展示されています。また、墓地の開口部を示す一連の写真や、1922年に墓を発見したイギリスの考古学者ハワード・カーターの手書きの文書の一部が展示されています。ツタンカーメンについて詳しく知りたいという人にはお勧めの博物館です。

公式サイト:https://www.genenacity.com

21. アブ・アル・アッバース・アル・ムルシ・モスク(アレクサンドリア)

青空に白壁が映えるアブ・アル・アッバース・アル・ムルシ・モスク

アブ・アル・アッバース・アル・ムルシ・モスクは、アレクサンドリア最大のモスクですが、観光スポットとしては穴場スポットになっています。1775年にアルジェリア人によって建てられたこのモスクは、13世紀の聖アブ・アル・アッバース・アル・ムルシに捧げられたものでした。外壁がクリーム色のモスクで、四つの巨大なドーム、レリーフ状に模様を浮かび上がらせた独特の装飾、そしてミナレットが目を引きます。内装の装飾も美しく、中央ドームの開いた窓から入ってくる外光が、天井の文様を綺麗に映し出す光景は、息を呑むほど美しいです。

22. メムノンの巨像(ルクソール)

青空の下のメムノンの巨像 MusikAnimal

ルクソール西岸のさとうきび畑の間に鎮座する二体の巨像は、メムノンの巨像と呼ばれています。メムノンとは、トロイア戦争の英雄であるエチオピア王のことです。これは巨像の一つにヒビが入り、夜明けに音を出すようになったため、メムノンの神話と伝承と結びつけられ、このように呼ばれるようになったそうです。

ですが、この巨像は新王国時代のアメンヘテプ3世の像で、かつてこのこの後ろには大きな葬祭殿がありました。ですが、後の王が自分の神殿を造営をするために解体し、石材を持ち去ったので、現在では巨像のみが残るだけです。ナイル川の氾濫によって、何度も水浸しになったことで、損傷が激しく顔の部分はほとんど崩れています。

23. フィラエ神殿(フィラエ島)

神々の壁画が描かれているイシス神殿 Dan Lundberg
ローマ帝国時代のトラヤヌス帝のキオスク Arronestone20034

ナイル川に浮かぶフィラエ島は、古代エジプトの女神イシスがホルス神を生んだ聖地とされています。岩が少なく緑豊かで「ナイルの真珠」と呼ばれているフィラエ島に、女神イシスを祀るフィラエ神殿はあります。ただし、現在のフィラエ神殿は、アブ・シンベル神殿と同じくアスワン・ハイ・ダム建設による水没から逃れるために、隣のアギルキア島に完全に移転したものです。その際には、何と島の形を元々のフィラエ島と同じ形にしてしまったというのだからスケールの大きな話です。フィラエ神殿の見所としてあげられるのが、建物の壁一杯にある彫刻やレリーフです。これらは保存状態がよく、神聖な気持ちを味わえるはずです。

24. スエズ運河(エジプト・スエズ地峡)

巨大船が行き交うスエズ運河

世界三大運河の一つであるスエズ運河は、全長164キロの地中海と紅海を結ぶ運河です。1869年に完成し、それによりヨーロッパからアジア方面への航路は8000キロも短縮され、世界の開運を変えた運河と言えます。スエズ運河は決まった場所でしか船舶の行き来ができないため、船が隊列を組んで進む通航船団方式を採用しています。スエズ運河の見所としては、両側に広がる砂漠の存在が挙げられます。砂漠を見渡すだけでなく、地平線を事細かに観察することができるため、地上にいては絶対に味わえない迫力のパノラマを堪能できます。

また、2001年に、スエズ運河を渡る形で、アジアとアフリカを結ぶスエズ運河橋が完成しました。この橋は日本の無償援助により建設され、施工も日本の企業が行っており、日本とエジプトを結ぶ橋とも言えます。

25. アスワン・ハイ・ダム(アスワン)

水をせき止めるアスワン・ハイ・ダム

スーダンとの国境近くにあるアスワンは、ナイル川の東流域にあり、美しい自然にあふれ数々の遺跡群が点在する、ナイル川の恵み豊かな交易の地です。そんなアスワンの人気観光地が、高さ111メートル、全長3830メートルという規模を誇るアスワン・ハイ・ダムです。このダム工事によって、アブ・シンベル大神殿などの遺跡が水没するという状況が生まれました。そのため、遺跡を守ろうという運動が世界中で生まれ、その結果世界遺産創設の機運が生まれたのは有名な話です。

ナイル川の生態バランスを破壊したという批判はあったものの、毎年のように起こっていたナイル川の氾濫を防止し、不足がちの農業用水を安定させ、砂漠の緑化に繋がっている功罪両面のある施設です。現在では、周辺の遺跡と共に観光名所の一つとなっています。

26. ナイル川(エジプト)

ヨットが浮かぶナイル川

「エジプトの母」とも呼ばれるナイル川は、全長約6650キロメートルのアフリカ最長の川です。このナイル川の水によって、エジプトを世界四大文明の一つとしたのは間違いありません。エジプト旅行に来たならば、欠かせない観光名所で、その流域下には多数の遺跡や観光スポットがあります。その中でも、ナイル川を堪能するのに一番おすすめなのが、ナイル川クルーズです。このクルーズは二種類あり、一つは船の中のホテルに宿泊しながら、エジプトの観光地を巡るクルージングツアーです。もう一つは、宿泊を伴わないディナー付きの4時間程度の夜景を堪能できるクルーズです。どちらも魅力的ですので、旅行の予定日数と相談して選ぶと良いでしょう。

27. フルガダ大水族館(フルガダ)

フルガダ大水族館の入り口 Hatem Moushir

紅海沿岸最大の都市であるフルガダの人気観光スポットがフルガダ大水族館です。フルガダには、エジプト国内だけでなく海外からも、多くの観光客がリゾートを楽しむために訪れます。灼熱の砂漠の町フルガダだからこそ、ひとときの清涼感を得るために、水の世界が展開される大水族館を訪れてみてはどうでしょうか。水族館の中は、最新設備の水族館、水中トンネル、熱帯雨林とアラビア、そして化石博物館とミニ動物園と四つのテーマに分かれています。紅海が育んだフルガダの海洋生物を観察できるので、フルガダ観光では外せない観光スポットとなっています。

公式サイト: https://hurghadaaquarium.com

28. ブルーホール(ダハブ)

シナイ海岸近くにある紅海のブルーホール

エジプト東部、シナイ半島のダバブにあるブルーホールは、有名なダイビングスポットの1つです。直径約60メートル、深さ約130メートルで、岸のそばにあるため、ダイビングだけでなくシュノーケリングでも楽しむことができます。そもそもブルーホールとは、洞窟などが海中へ水没し、浅瀬に穴が開いたようになっている地形のことです。そのため、海中から空を見上げると、巨大な穴から光が差し込み、海中には幻想的な世界が広がります。ただし、ダハブのブルーホールで注意する点は、入口が隠れているため見つけ出しにくく、潜水して探している間に窒素酔いになってしまうことです。

29. ナイロメーター(ローダ島)

ローダ島の南端に立つナイロメーター Baldiri

ナイル川の中州の島であるローダ島の南端には、ナイル川の水位を計測をするナイロメーターがあります。これは、かつて定期的に氾濫していたナイル川の洪水を事前に予測するために設置されたものです。建物の下に掘られた深い竪穴が、ナイル川とつながり、中央に立っている棒の目盛りで水位を読むという仕組みになっています。先がとがった風変わりなドームは、861年にイスラム王朝のカリフ、アル・ムタワッキルにより建設されたものです。そのドームの内側には、アラベスク文様で飾られており、電灯と自然の光のアンサンブルが起きると非常に美しく見えます。

公式サイト: https://www.waterhistory.org

30. 白砂漠(ワーディー・ゲディード県)

青空の下で一面見渡す限り真っ白な砂漠
白砂漠の上に立つキノコのような石灰岩 Ysjyd

白砂漠はエジプト内陸のバハレイヤ・オアシスから、南のファラフラ・オアシスの間に存在し、砂漠一面が白く見える事から白砂漠と称される場所です。この白砂漠は、約300キロに渡って新雪が降り積もったように広がっており、エジプト指定の保護区となっています。この白砂漠には、あちらこちらに不思議な形をした石が並んでいますが、これは石灰岩が風と砂に削られて、今のようにキノコや鳥のような形となってそそり立ったものです。この白砂漠では、テントを張って、満天の星空を見ることができる宿泊ツアーもあり、エジプトでの観光ツアーの中では人気のツアーの一つです。満天の星空の下で夕食を食べたり、運が良ければフェネックキツネに出会えたりと、非日常を体験できるはずです。

エジプトの観光地をいろいろと見てきましたが、ピラミッドや数々の神殿など、エジプトには太古の遺跡が数多く存在します。ただし、いざ観光をするとなると欧米の国とは勝手が違う部分も存在します。また、総じて治安は悪くはないのですが、紛争地帯の国境や、武装集団が攻撃をしているような場所もあるので、そこには絶対近づかないようにしましょう。ですが、危険なエリアをしっかり認識してさえいれば、楽しいエジプト旅行を遅れることは間違いありません。ぜひとも、今回の記事で見てきた内容をエジプトでのガイド代わりにしながら観光スポットを訪れてみてはどうでしょうか。