カナダのおすすめ観光スポットTOP25

世界でもロシアに次いで2番目に面積の大きい国として有名なカナダ。カナディアン・ロッキーや北極地方のオーロラ、ナイアガラの滝など、豊かな自然に事欠かない国です。また多くの若者がワーキングホリデーや留学先にカナダを選ぶなど、日本人にも非常に人気のある国に選ばれています。観光スポットに関していえば自然スポットばかりが注目されがちですが、1867年の建国以来150年以上の歴史を持っているため、歴史を感じられるところも多いです。今回はカナダ観光でぜひ巡っておきたい観光スポット25ヶ所をご紹介します。

カナダの観光地で真っ先に見るべきスポット

日本人から見るとカナダといえば、自然が非常に豊かである一方、南と西をアメリカに挟まれている大きな国というイメージが強いです。そして観光スポットも一部を除いて、あまり知られていないことも少なくありません。もしカナダに少しでも興味があるのであれば、初めてのカナダ旅行の際に以下10ヶ所の観光名所を巡ってみてはどうでしょうか。

1. カナダ国会議事堂(オタワ)

カナダ国会議事堂と平和の塔

カナダの首都オタワにある、民主主義国家カナダの象徴にして、オタワ随一の人気観光スポットです。カナダがイギリス統治下の自治領となった1867年に落成し、その後現在の独立国カナダに至るまでのカナダの歴史を見守ってきました。建物自体はネオゴシック様式で建てられ、中央にそびえる92mの平和の塔と議場、さらに国立図書館まで備えた壮大なものです。中でも国立図書館は、ほかの部分が1922年の火事を経て再建されたため、19世紀に建てられた頃の姿をとどめているという点で貴重といえます。

一般的にはガイドツアーが行われているために、ガイドコースを通って議場や平和の塔の展望台を見られるようになっています。ただし現在2019年から10年かけて全面的な改築を行っている最中であるため、見学も両端の西側・東側区域でガイドツアーが開催されている状態です。工事の進捗によって、今後ガイドされる区域も変化しますが、実際に訪れる際はぜひとも議場や、外で行われる衛兵交代式やプロジェクションマッピングショーなどのイベントを見ておくと良いでしょう。



2. 聖ジョセフ礼拝堂(モントリオール)

聖ジョセフ礼拝堂のドーム

カナダ東部の大都市で、1976年にはオリンピックも開かれたモントリオールの郊外にあるカトリックの教会です。1942年から67年にかけて建てられた、カナダと北米大陸で最も大きな教会堂として知られています。なお教会建立で中心的な役割を果たしたのが、カナダでは病気を癒す奇跡を起こしたことで有名なアンドレ修道士です。多くの人々が奇跡を信じて、彼の心臓が今もなお安置されているこの教会を訪れています。上部にある建物が特徴で、このドームもまたバチカンのサン・ピエトロ大聖堂に次ぐ大きさを誇る大きさです。20世紀に建てられたために内部は至って現代的ですが、はめ込まれたステンドグラスやキリストの生涯をえがいた彫像などからは神秘的な雰囲気さえ伝わってきます。なお教会奥に立てかけられた多くの松葉づえはアンドレ修道士に癒してもらった人々が残したものとされており、「奇跡の存在」について考えさせられるでしょう。

公式サイト: https://www.saint-joseph.org/en/



3. モントリオール・ノートルダム大聖堂(モントリオール)

大聖堂にある2本の塔は忍耐と節約を象徴する

聖ジョセフ大聖堂と同じくモントリオールでは有名な大聖堂です。スピルス通り沿いにある2本の大きな塔を備えた教会で、1888年に落成、1978年の火災を経て再建され現在の姿になりました。なお左右の2本の塔は、それぞれ「忍耐」と「節約」を象徴しています。ほかにも1994年には、映画『タイタニック』のテーマ曲で知られる女性歌手セリーヌ・ディオンが結婚式を挙げたことでも有名です。一見するとパリのノートルダムを新しくしたかのような姿ですが、建物の中の祭壇部分がコバルトブルーでライトアップされていて、言い表せないほどの美しさを誇ります。夜間に外から見ると、窓ガラスから青い光が漏れ出て、より神秘さが伝わってくるでしょう。また祭壇部分の彫像やパイプオルガンも薄暗い中照らし出されるため、なおさら神秘的な雰囲気を感じられます。

公式サイト: https://www.basiliquenotredame.ca/en/

4. ナイアガラの滝(オンタリオ州)

世界最大級の滝に数えられるナイアガラの滝.

世界的に有名な滝に数えられるナイアガラの滝は、アメリカとカナダの国境にまたがって流れる滝です。五大湖のエリー湖からオンタリオ湖の間にあります。このうちカナダ側にあるカナダ滝は落差だけでも52m、幅に至っては675m、滝つぼが55mの深さという壮大さを誇ります。カナダ観光スポットの写真の定番としてよく紹介される写真の1つがこのカナダ滝のものであるため、カナダで見るべき名所として欠かせないでしょう。

実際に滝を見る際は、近くにある展望タワーから見る方法やクルーズに参加する方法があります。もしなるべく怖い思いをすることなく滝を見たい場合はタワーから見るのがおすすめです。一方で滝を間近や裏側から見たりする場合はクルーズに参加する方法を取ることになり、この際はカメラなども防水のものを準備すると良いでしょう。

公式サイト: https://www.nps.gov/nifa/index.htm

この綺麗な映像を見ながら、カナダならではの雰囲気を味わって下さい。

5. ロイヤルオンタリオ博物館(トロント)

ロイヤルオンタリオ博物館に新たに加わった「ザ・クリスタル」

カナダ最大で、観光のおすすめ都市でもあるトロントに1912年設置された博物館で、その規模は北米大陸で5番目といわれるほどです。2003年から2007年にかけては拡張工事も行われ、クリスタル型の斬新な新館がその姿を現しました。主な展示内容は、世界各地の文化や歴史、生物の進化の過程です。世界各地の文化については、美術や考古学の視点から詳細な説明がされていることに加えて、日本関係でも常設展示が設けられています。この博物館を訪れた際の見所として、ぜひとも恐竜関係は見てみると良いでしょう。実はカナダはアメリカと並んで恐竜化石の発掘や研究が盛んであるため、恐竜の展示にかなり力を注いでいるためです。

公式サイト: https://www.rom.on.ca/en

6. 五大湖(アメリカとの国境地帯)

世界最大の淡水水系である五大湖

カナダの南東部、アメリカとの国境地帯に広がる5つの大きな湖の総称です。オンタリオ・エリー・ヒューロン・スペリオル・ミシガンの5つの湖から構成されており、このうちミシガン湖以外の4つでアメリカと国境で接しています。なおミシガン湖は完全にアメリカ領です。五大湖の周辺には、ナイアガラの滝などの観光名所があるほか、トロントやオタワといったカナダを代表する都市も多いです。加えてナイアガラの滝付近には、お土産の買い物などを楽しめるナイアガラオンザレイクやクリフトンヒルもあります。なおモントリオールは、オンタリオ湖からさらに東の線とローレンス川沿いにある都市です。このため、もしカナダ旅行が初めてという場合は、五大湖周辺にある都市や人気観光地を集中的に狙ってみてはどうでしょうか。

7. キャピラノ吊り橋(バンクーバー)

深い渓谷に渡されたキャピラノ吊り橋

西海岸の大都市バンクーバーの近郊、ノースバンクーバーを流れるキャピラノ川に架かる吊り橋です。1889年に当時のバンクーバー市公園局長が麻でできた橋を架け、1903年にケーブル製となり、1956年に現在の形となりました。長さは約140m、高さが約70mと吊り橋の中では世界最長を誇る規模であるため、カナダでもバンクーバー観光に行った際には良い思い出作りができるでしょう。アクセスはバンクーバー市内から無料のシャトルバスを使う方法が一般的です。70mもの高さに架けられているだけに、下には広大なダグラスモミの森が広がっており迫力満点です。もちろん四方が大きく開けているために、絶景を楽しめるでしょう。なお観光客が多くやってくる人気観光地で吊り橋が揺れやすく、スリルも一緒に味わえます。なおこの吊り橋のほかにも、木製の橋を通るツリートップアドベンチャーや崖沿いに進むクリフウォークもあるため、絶景とスリルをより楽しめるでしょう。

公式サイト: https://www.capbridge.com/

8. ウッドバッファロー国立公園(アルバータ州)

ウッドバッファロー国立公園は世界最大のバッファロー保護区でもある

西部のアルバータ州の北東部から、その北に広がるノースウエスト準州の南側にまたがっている、カナダで最も広大な国立公園です。約5000頭のシンリンバイソン(ウッドバッファロー)が多く生息しているためにこのような名前となりました。この国立公園でぜひ注目していただきたいのは、やはり野生のバッファローです。日本では全く見られないバッファローという生き物の最もありのままの姿を見るには、この国立公園を訪れるのがベストでしょう。バッファローのほかにもヘラジカやアメリカシロヅルといった、なかなかお目にかかれない生物も多いです。特にアメリカシロヅルは絶滅危惧種に指定しされているうえ、この国立公園でしか見られないため、ぜひ見ておくと良いでしょう。

公式サイト: http://www.pc.gc.ca/en/pn-np/

9. シャトー・フロンテナック(ケベック)

美しくライトアップされるシャトー・フロンテナック

カナダ東部ケベック州ケベックシティーにある高級ホテルで、市内でも代表的なホテルの1つです。開業は1893年で、白縁が入った赤レンガの壁と緑青の屋根が印象的な中世のお城を思わせる外観が特徴になっています。しかもセントローレンス川を一望できる高台にそびえているという風光明媚さと市街地の中心というロケーションも加わって、まさに領主になった気分を味わえるホテルです。約600ある客室も白色とクリーム色の壁や内装、調度品で統一されているために、滞在中は身も心も落ち着くでしょう。料理も、地元産のケベックポークとメープルが使われたメープルポークが有名な食べ物です。ほかにもこのホテル名物の郷土料理やグルメも豊富に用意されているため、カナダ文化の一端を知ることができるでしょう。カナダでのホテル選びの選択肢に考えてみるのもおすすめです。

公式サイト: http://www.fairmont.com/

10. モントリオール地下街(モントリオール)

世界最大を誇るモントリオール地下街

「地下街」と聞くと、日本では東京や名古屋、大阪などの大都市でよく見かけますが、モントリオールの地下街はその比ではありません。中心街などの地下に張り巡らされているうえ、面積12㎢・総延長32㎞にも及ぶ世界最大規模を誇ります。特に-20~-30度と厳しい冷え込みになる冬場では、1日50万人もの人間が利用するほどです。この地下街は市内各所の公共施設や企業、地下鉄駅などとつながっているため、「屋内都市」の異名を持っています。レストランやカフェ、有名ブランド店、食料品や生活雑貨のお店なども揃っているうえ、快適な環境に保たれているのが大きな特徴です。厳しい冬にモントリオール観光するうえで非常に役立つでしょう。

カナダの観光スポット:カナダ滞在中にほかに訪れるべき観光名所

初めてカナダを訪れたいと考える方向けの観光スポット以外にも、ぜひ注目していただきたいおすすめのスポットや穴場スポットも多いです。ここでは観光スポットランキングでも高い評価のレビューや口コミが来るようなカナダの観光地を、さらに15ヶ所ご紹介します。

11. サウザンドアイランド(オンタリオ州)

サウザンドアイランド

五大湖の一番東にあるオンタリオ湖からセントローレンス川にかけて点在する1864個の島からなる一帯です。この一帯にもアメリカとの国境線が走っているうえ、カナダ側の場合は一部が国立公園に含まれています。島1つずつの大きさもさまざまで、家1軒がやっと建つ程度の大きさのものもあれば、100㎢を超えるような大きさのものまであります。加えて古くから富裕層が別荘やコテージを建ててきたリゾート地であるため、まるでおとぎ話の世界に迷い込んだ景色が広がっているのが特徴です。このような景観を生かして、クルーズ船で周遊したりヘリコプターを使って空から景色を楽しんだりできます。点在する島の中にはホテルも多いため、そこでのんびりくつろいでも良いでしょう。

12. バンフ国立公園(アルバータ州)

カナディアン・ロッキーにあるバンフ国立公園

カナダ西部のアルバータ州とブリティッシュコロンビア州にまたがって広がる国立公園です。1887年にカナダで最初に指定を受けた国立公園で、中に入るにはバンクーバーやカルガリー空港からバスや鉄道で移動し、入園料を払って入園許可証を得る必要があります。バンフ国立公園そのものはカナディアン・ロッキーに接していることもあり、この世の楽園と思えるほど美しい絶景が広がっています。氷河で形成されたために透明度が非常に高く、山々の姿がそのまま反射しているルイーズ湖やペイトー湖などの湖や、城を思わせる絶壁が特徴のキャッスルマウンテンが代表的です。またこの一帯で有名な食べ物にアルバータ牛のステーキもあるため、この一帯の郷土料理としてじっくり味わうと良いでしょう。

公式サイト: http://www.pc.gc.ca/en/

13. ファンディ湾(ニューブランズウィック州・ノバスコシア州)

潮の干満差の大きいファンディ湾

カナダでも比較的東に位置するニューブランズウィック州とノバスコシア州の沖合に広がる湾です。なおここから北に行ったところには、『赤毛のアン』の舞台として有名なプリンスエドワード島があります。この湾の最大の特徴は、満潮時の海面の高さと干潮時の海面の高さが世界で最も大きい15mを記録する点です。特に湾の北部に位置するホープウェル・ロックスは、この干満差が原因で独特な形の岩が形成されており、干潮時に出かけると見慣れない岩の芸術を楽しめるでしょう。また湾の奥の河川では、潮の影響で川の水が逆流する「海嘯(かいしょう)」も見られます。ほかにもこの湾には12種類のクジラがいるため、ホエールウォッチングでも有名です。

14. バンクーバー水族館(バンクーバー)

バンクーバー水族館の水鳥小屋

バンクーバーはカナダ西部最大の都市であるとともに、日本人にとってはワーキングホリデーで人気の渡航先となっています。バンクーバーの水族館は国内最大規模で、30以上の展示ゾーンに約5万頭の海棲生物が飼育されているほどです。ちなみに水族館である割に、ほとんどの展示スペースが屋内にあるため、雨の日でも安心して出かけられます。バンクーバー水族館で特に人気の展示がラッコで、のんびりと眠ったり水面に浮かんだりする姿が見られるだけではなく、保護したラッコを教育する様子も見られます。また世界的にも珍しい白イルカのショーもやっているために必見です。ほかにも味覚以外の4つの感覚を来館しつつ展示を楽しめる4Dショーもあるため、お見逃しなく。

公式サイト: http://www.vanaqua.org/

15. ジョンストン海峡

オルカが生息しているジョンストン海峡

バンクーバーから海路で北西に向かったところにある海峡です。長さ50㎞、幅が約3㎞と細長く、潮流が変わりやすいという特徴を持っています。この海峡は、毎年夏になると約200頭もの野生のシャチ(オルカ)が群れを作って棲んでいます。このため日本ではなかなか見られない野生のシャチを見るには格好のスポットです。実際に野生のシャチを見に行くには、カナダでの観光ツアーに参加することが欠かせません。また周りには針葉樹が広がっているため、カナダ独特の涼しく静かな風景を眺められるでしょう。

16. カナダ国立美術館(オタワ)

カナダ国立美術館の入口付近に展示されているブルジョワの「ママン」 Radagast
カナダ国立美術館の内部展示 en:User:GarrettRock

オタワにある、国会議事堂と並ぶ有名な観光地で、全体的にガラス張りになっているという独特な特徴が印象的です。1880年に設立され、1988年に現在の建物となりました。正面入口付近には、東京の六本木ヒルズでもおなじみのルイーズ・ブルジョワ作の『ママン』が展示されていて、おすすめの撮影スポットです。ガラス張りの建物の中には吹き抜けやチャペルまでも受けられており、落ち着きと荘厳さに満ちています。館内の展示作品としては、カナダを代表するトム・トムソンをはじめとする芸術家の手によるもののほか、マチスやゴッホなどヨーロッパで中世以降に描かれた作品も多いです。

公式サイト: https://www.gallery.

17. カサロマ(トロント)

トロント北西部にあるネオゴシック様式のカサロマ SimonP
カサロマ内部のペラット夫人が使っていたリビングルーム Steven V. Rose

スペイン語で「丘の上の邸宅」を意味する豪邸で、それが示すようにトロント市内の風光明媚な高台にあります。もともと20世紀初頭にナイアガラの水力発電で名を遺した大富豪ヘンリー・ミル・ペラットの豪邸で、彼が手放した後は紆余曲折を経て、現在はトロント市が管理している建物です。豪邸の外観はヨーロッパの城そのもので、特に豪華な噴水のついた庭は写真を写すのにおすすめの場所となっています。室内も豪華の一言に尽き、特にペレット夫人が使っていたリビングルームは大きな窓に囲まれて明るい雰囲気です。インテリアも豪華で女子の心に訴えるものが多く並んでいます。ほかにもさまざまな部屋などがありますが、外の庭を含めても写真映えするところに事欠きません。

公式サイト:https://casaloma

18. アビタ67団地(モントリオール)

アビタ67団地の独特な集合住宅群

モントリオール市内を流れるサンローラン川沿いに建っている集合住宅群です。もともと1967年に開催されたモントリオール万国博覧会に合わせてコンクリートブロックで建てられ、会期中に訪れた各国高官の宿舎としても使われました。近くで見ると、まるでレゴブロックを組み合わせたような外観となっており、これは最初にレゴブロックを使ってデザインしたところから来ています。なお現在では私有の集合住宅となっているため、中に入ってみることはできません。ただ、そのまま外から見ても突き出ている姿のために、十分にその独自性を目で楽しめるでしょう。

公式サイト: http://www.habitat67.

19. シャトーローリエホテル(オタワ)

ライトアップされるシャトーローリエホテル StupendousMan2008

オタワ市内にある名門ホテルで、1912年に駅舎ホテル(ステーションホテル)として開業しました。名前の由来は、フランス系住民出身者で初めてカナダの首相となったローリエから来ています。エリザベス2世女王やウィンストン・チャーチルなど多くのセレブが宿泊しました。建物は文字通り城のような佇まいであるため、オタワ市内有数のランドマークとさえいわれています。またロビーは重厚な造りになっているうえ、これまで宿泊したセレブの写真も飾られているため一見の価値があるでしょう。設備面でもサウナやプールなど汗を流せるものが多いうえ、客室も広々として過ごしやすいです。料理も最高級で、朝食はバイキングを存分に楽しめます。

公式サイト: https://www.fairmont

20. トロント動物園(トロント)

トロント動物園のメインエントランス Maelwys
噴水もあるトロント動物園 Dennis Jarvis

カナダ国内最大で、世界的に見ても有数の規模を誇ることで知られている動物園です。1974年にオープンした動物園で、敷地内は地域別に6つの展示ゾーンが配置され、各地域独特の動物が飼育されています。この動物園で最も注目度の高い動物が、ユーラシアゾーンで飼育されているジャイアントパンダです。園内で最も人気の高い動物であるため、早めに並んで見に行くと良いでしょう。ほかにもカナダゾーンでは、グリズリーなどカナダ独特の動物が多く飼われているため、せっかくカナダに来たのであればぜひとも回っておきたいエリアです。

公式サイト: http://www.torontozoo

21. ハーバーセンター(バンクーバー)

バンクーバーにそびえるハーバーセンタータワー Kelam

バンクーバーの中心部にある高層ビルであるとともに、バンクーバーのランドマークの1つに数えられます。1977年に開業し、ビルの高さは146mです。しかしビルの上にはタワー「ルックアウト」があり、その中には市内を一望できる展望デッキがあって人気の的になっています。ルックアウトからは、眼下にバンクーバーの港や市内のオフィス街などが見えるうえ、晴れた日にはアメリカ・ワシントン州のベーカー山も目にとらえられます。夜になれば夜景もしっかりと見えるため、デートスポットとしても人気が高いです。ちなみにデッキには、アポロ11号で有名なアームストロング船長の足跡が展示されており、こちらも人気スポットの1つになっています。

公式サイト: http://harbourcentre

22. ギャスタウン(バンクーバー)

ギャスタウンにある蒸気時計 Anthony Maw, Vancouver, Canada

150年以上の歴史を持つバンク-バーの中で最も古い地区として知られるのがギャスタウンです。中心部から北東に行ったところにあり、最初の市街地ができたころのレトロな建物や道路、面影などを今に伝えています。レストランやカフェ、美術館、ビジネス関係の建物などが混在しており、バンクーバーの日常を知るうえでもおすすめの場所です。ただし夜間は治安が悪いため、日が暮れてからこの地域を出歩くのはなるべく控えた方が良いでしょう。ギャスタウンのランドマークとして有名なのが、1977年から設置された蒸気時計です。15分毎、つまり1時間に4度鳴るため、そのタイミングを狙って写真や動画を収めるといい思い出になるでしょう。また名前の由来になったイギリス人水兵のギャシーの像も人気スポットです。

23. スタンレーパーク(バンクーバー)

スタンレーパークから見えるバンクーバーのダウンタウン Zotium
スタンレーパークに立つトーテムポール

バンクーバーのダウンタウンでも西側にある、大きな都市公園です。この中には先ほどご紹介したバンクーバー水族館のほか、多くのトーテムポールが立っていたり、ミニチュア鉄道が走っていたりします。見所はいろいろとあり、まずバンクーバー郊外の絶景を一望できる「プロスペクト・ポイント」がおすすめです。周囲の山々や海峡を行くクルーズ船の姿などをのんびりと見られるでしょう。またかつてこの地に暮らしていた先住民が立てたトーテムポールも、非常に独特かつ個性的なデザインであるため、SNS映えすること間違いありません。このほかにもダウンタウン方面に海沿いに伸びるシーウォールも、途中の風景をじっくり眺めながら歩ける絶好の遊歩道です。

公式サイト: https://vancouver.

24. モンモランシーの滝(ケベック)

力強く流れるモンモランシーの滝 Leslie Mateus

ケベック州を流れるセントローレンス川の支流であるモンモランシー川にある滝です。落差84m、幅46m、滝つぼの深さが17mで、場所もモンモランシー川が泉とローレンス川に流れ込むところに位置します。滝の姿を楽しむには、まず滝つぼ付近にある展望台がおすすめです。滝の手前に設けられている展望台からは、滝とそこに架かる橋を見上げられ、滝の迫力を味わえるでしょう。その次に滝に架かる橋からは、すぐ真下に怒涛のように下る滝の水の迫力に圧倒されます。なお滝ではジップラインもあり、非常に大きな音を立てて下る滝の水を横目に向こう側へと渡りつつスリルも味わえるでしょう。

公式サイト: https://www.sepaq.

25. カナディアン・ロッキー(カナダ西部)

カナディアン・ロッキー最高峰のロブソン山 User:とある白い猫/List/Sources/08

カナダの観光地でもカナダのイメージに合うものの1つに数えられるのが、ロッキー山脈のカナダ国内部分であるカナディアン・ロッキーです。北はブリティッシュコロンビア州とユーコン準州の境、南はアルバータ州とアメリカの国境まで伸びており、雄大な山々が見えます。カナディアン・ロッキーには最高峰のロブソン山(3954m)をはじめとするさまざまな山々やマリーン湖などの美しい湖が点在しています。またビッグホーンシープやマウンテンゴートなどこの地域独特の動物も多く、じっくりと観察する甲斐もあるでしょう。さらに麓には温泉で有名なバンフなどの街もあるうえ、トレッキングや湖でのボートクルーズといったアトラクションにも事欠きません。

カナダの観光スポットは、自然スポットだけではなくカナダの歴史や文化をしっかり感じられるところも多いです。中には日本にいてはとても味わえないような大自然を体感できるものも多く、いろいろな意味でご自身の世界が広がるでしょう。ぜひともカナダ観光の際は、今回の内容やガイドブックをカナダでのガイドと同じように役立てながら、雄大な自然と洗練された街並みをお楽しみください。