オーストラリアのおすすめ観光スポットTOP25

オーストラリアは地球の南半球にあり、季節はちょうど日本とは正反対です。島国という点では日本と同じですが、日本の21倍という広大な国土を有しています。オーストラリアは大陸の中に熱帯、砂漠、亜熱帯、温帯の4つの気候があり、都市によって全く違った気候風土となっています。また、基本的に温暖な気候のオーストラリアでは独自の自然が発展しており、非常に珍しい自然現象や固有の動物を保持しています。特に手付かずの自然は多くの観光客に愛されており、世界中のダイビングやゴルフの愛好家がやってくる人気観光地です。今回はオーストラリアの観光地の中でも、立ち寄っておきたいおすすめの25ヶ所をピックアップしました。人気観光地から穴場スポットまでをオーストラリアの観光スポットの写真とともに紹介しますので、ぜひ旅行の前にお気に入りの観光地を見つけてください。

最初に見るべきオーストラリアの観光地リスト

オーストラリアでの観光ツアーに必ず含まれるのが、雄大な自然を感じられる観光名所です。オーストラリアには自然や歴史に詳しいガイド付きのツアーが多数用意されているので、より詳しく現地の魅力を知ることもできます。ここで、まずオーストラリアで見るべき名所を10ヶ所紹介します。観光スポットランキングでも上位にランクインするような見所が揃っています。

1. グレートバリアリーフ

グレートバリアリーフのカラフルな水中世界

オーストラリアの海岸に沿って北西に広がるグレートバリアリーフは、ユネスコの世界遺産にも登録されており、美しいサンゴ礁が残っています。その面積は地球上のすべてのサンゴ礁の面積は約10%にもおよびます。約1800万年前にここからサンゴ礁が作られ始めたと言われています。スキューバダイビングではカラフルなサンゴや魚との夢の世界を楽しむことができると、ダイバーの口コミ評価が高い観光スポットです。

公式サイト: http://www.greatbarrierreef.org



2. ヒリアー湖

神秘的なピンク色に輝くヒリアー湖

ヒリアー湖はオーストラリア南部の最大の島・ミドル島の沿岸部に位置する塩湖であり、写真のように珍しいピンク色をしています。コアラが食べるユーカリの森の真ん中にあるので鮮やかな配色が神秘的ですね。ピンク色になる理由としては水中の藻類やバクテリアが挙げられていますが、いまだ解明されていません。ぜひご自分の目でその美しさを確かめてみてくださいね。

公式サイト: http://hillierlake.com/



3. ブルー・マウンテンズ

ブルー・マウンテンズの荘厳な岩山

文明の手が伸びていない荘厳な自然が楽しめる観光スポットとしておすすめなのは、世界遺産の山脈として有名なブルー・マウンテンズ国立公園です。シドニーから日帰り可能なので、旅の初心者でも楽しむことができます。この地域はユーカリの森林から発生する霧に太陽光が反射することで青いかすみに包まれます。アトラクション施設やホテルもあるので、スケジュールに合わせて豊かな自然を堪能できます。

公式サイト: http://www.bluemts.com.au/

4. エアーズロック(ウルル)

ユニークな岩山エアーズロック

世界最大の一枚岩「エアーズロック」はオーストラリアのシンボルであり、最も人気の観光名所と言っても過言ではありません。アボリジニの間ではウルルの名前で親しまれており、彼らの聖地であることから2019年10月以降には観光客向けの登山が禁止されています。ですが、世界遺産に登録されるほどの景観は、夜明けから夕方にかけて美しく変化し観る者を圧倒させます。

公式サイト: http://uluru-australia.com

5. ヤラバレー

ワイン産地オーストラリアのヤラバレー

美食家の街・メルボルンから1時間弱の場所にヤラバレーはあります。ワイン醸造産業で有名であり、ヤラバレーではワイナリーごとに多くのブドウ品種が育てられています。ここでは収穫したばかりの新鮮なブドウから作られるワインを堪能できます。世界のワイン愛好家に愛され、グルメ好きのレビュー評価も高い場所となっています。ワインを飲むならぜひメルボルン発のツアーを利用しましょう。

この綺麗な映像を見ながら、オーストラリアならではの雰囲気を味わって下さい。

6. オペラハウス

シドニーオペラハウスのシンボル

オーストラリアの魅力は自然だけではなくその文化生活にあります。中でもシドニーを象徴する建築物として世界遺産にも登録されているのが、このオペラハウスです。白い貝殻をいくつも重ねたような外観が印象的で、デザインは世界的なコンペティションで決定、14年かけて完成されました。現在はコンサートホールや劇場として使用されていますので、オペラやミュージカルの公演に合わせて訪れるのも良いでしょう。

公式サイト: https://www.sydneyoperahouse.com/

7. カンガルー島

カンガルー島公園とビーチ

南オーストラリア州の沖合いにあるカンガルー島には、カンガルーを筆頭にオーストラリアの固有動物が数多く生息しています。「オーストラリアのガラパゴス」とも称される、知る人ぞ知る穴場スポットです。飛行機やフェリーでアクセスする方法の他に、市内からの観光バスを利用したプランなどが用意されています。2020年1月には大規模な森林火災が発生しているので、公式情報を確認してから来訪しましょう。

公式サイト: http://www.tourkangarooisland.com.au/

8. ギプスランド湖群

ギプスランド湖群の風景

ギプスランド湖群はオーストラリア最大級の湖です。湖の周辺は絶好のドライブスポットであり、魚や鳥だけでなくイルカやペリカンなどの姿も見られます。昼間のギプスランド湖群は普通の美しい湖と変わりませんが、夜になると湖の内部から青みがかった輝きを発します。この幻想的な風景は湖に住む発光性の微生物が引き起こしたものだと言われています。日中から夜にかけてくるくる変わる湖の表情を楽しめるのは魅力ですね。

公式サイト: http://www.visiteastgippsland.com.au

9. キングスキャニオン(ワタルカ国立公園)

キングスキャニオンの眺め

キングスキャニオンはエアーズロックなどとともに、赤茶けた大地の広がるレッドセンターの一部です。アボリジニにとって神聖な土地であるとともに、そのユニークな外観と自然美で多くの観光客を魅了しています。高さ200mの切り立った壁は、数百万年の年月をかけて風化・侵食されて形成したものです。渓谷の壁のおかげで動植物は干ばつから守られてきました。観光客は自分のレベルに合ったトレッキングルートを選ぶことができます。

公式サイト: http://www.kingscanyonresort.com.au

10. タスマニア島

タスマニア島海岸

豊かな熱帯林と氷河期に形成された独特の地形が魅力のタスマニア島。島全体の35%以上が国立公園や自然保護区域に指定されており、世界遺産にも認定されている原生林です。世界で最もピュアな場所という呼び名もあるほど、手付かずの自然が豊富に残されています。北海道よりやや小さい土地は起伏が激しく、山々が織りなす大自然が魅力です。ワインやカキ、チーズなどの新鮮な食べ物も有名なので美食家も満足度の高いスポットです。

訪れるべき他のオーストラリアの観光スポット

さて、ここまではオーストラリアで評価の高い観光スポットを10ヶ所紹介してきました。しかし、オーストラリアには上記以外にも、まだまだ見所がたくさんあります。ここからはよりディープなオーストラリアの観光地を15ヶ所紹介していきます。地図を片手に、気になった場所をマークしていきましょう。

11. フレーザー島

フレーザー島のビーチ

世界最大の砂の島・フレーザー島は、全長約120kmの島内に熱帯雨林と砂丘が共存する世界遺産です。ビーチ沿いではドライブや海水浴が楽しめる他、100個以上の淡水湖では野生動物ウォッチングも体験できます。美しい自然を利用したリゾート開発が進んでおり、オーストラリアの中でも観光業が盛んなスポットです。ビーチでは犬と狼が合わさったような風貌のディンゴという野生生物も見ることができます。8〜10月にはホエールウォッチングも。

公式サイト: http://www.fraserisland.net/

12. ビッグ・パイナップル

ビッグパイナップル像の外観

オーストラリアの北部クイーンズランド州には一風変わったランドマークがあります。高さ16メートルにもおよぶグラスファイバー製のパイナップル像「ビッグ・パイナップル」です。パイナップル像の内部はパイナップルの博物館になっており、費用無料で観覧することができます。一帯にはパイナップルをはじめとしたフルーツ農場と園内を巡る汽車のアトラクションがあり、甘くて新鮮なフルーツの試食も可能です。

公式サイト: http://www.bigpineapple.com.au/

13. ウェーブロック

ウェーブロックの外観

オーストラリアある巨大な波の形をした奇岩・ウェーブロック。ある日突然波が押し寄せてきてこの岩の形を作ったと言っても信じてしまいそうな珍しい形をしていますが、実は何世紀にもわたって風・砂・雨・熱などで侵食して出来上がったものです。西オーストラリア州の州都パースから4〜5時間ほどのドライブでたどり着きます。少し遠いですが、波を一時停止したかのような迫力満点の巨石は一見の価値ありです。ぜひ岩の頂上に登って地平線まで続く平原を眺めましょう。

公式サイト: http://waverock.com.au/

14. ザ・トゥエルブ・アポストルズ(12人の使徒)

巨大な石灰でできたザ・トゥエルブ・アポストルズ

多くの観光パンフレットの表紙に採用されているのが、このザ・トゥエルブ・アポストルズです。聖書における「十二使徒」を意味しており、そそり立つ巨大な石灰岩が絶景を織りなす海岸線が魅力です。これらの石灰岩の石柱はかつて陸続きでしたが、風と波によって侵食され続けて形成されました。ヘリコプターから眺めるツアーやグレート・オーシャン・ロードをドライブするプランなどから選べます。朝日と夕日に照らされる時間帯は特に神秘的な光景をご覧になれます。

公式サイト: http://visit12apostles.com.au/

15. キュランダ

キュランダ動物園にて

世界最古の熱帯雨林であるキュランダは、オーストリア大陸北東の都市ケアンズから北へ40分ほどに位置しています。キュランダ観光鉄道は「世界の車窓から」のオープニングでもお馴染み。ゴールドコーストと合わせてツアーが組まれていることも多く人気の観光地です。ロープウェイやコアラの抱っこ体験などに憧れて訪れる観光客が絶えません。日本語ガイドによる解説付きのツアーを選ぶこともできるので、よりキュランダの魅力に触れたい方にオススメです。

公式サイト: http://www.kuranda.org/

16. クイーン・ビクトリア・ビルディング

シドニーのダウンタウンにあるクイーン・ビクトリア・ビルディング

シドニーで買い物やお土産探しを楽しむならここ、クイーン・ビクトリア・ビルディングです。QVBの愛称で知られるロマネスク式の歴史的建造物は、19世紀末イギリスのビクトリア女王の即位50年を記念して建設。今も昔もシドニーの顔として市民に愛されるショッピングアーケードです。全長190mもの長い通路の両側には多彩なテナントが軒を連ねています。柱や天井の作りは非常に優美でフォトジェニックな写真が撮れること間違いなしです。

公式サイト: https://www.qvb

17. ハーバーブリッジ

シドニー湾に架かるハーバーブリッジ

世界三大美港のひとつ、シドニー湾に架かるハーバーブリッジは世界最大のアーチ橋です。両端を支える石造の支柱と美しく描かれたアーチが特徴的です。服をかけるハンガーに形が似ているため、地元の人からは親しみを込めて「コートハンガー」と呼ばれています。ハーバーブリッジは随時ブリッジクライムというアトラクションが開催されており、3.5時間ほどの時間をかけて高さ134mからシドニーの景色を見渡すことができます。

18. シドニータワー

シドニーの高層ビルとシドニータワー

シドニーはオーストラリアの中でもとりわけ高層ビルで知られており、ドニータワーは地球の南半球で2番目に高いビルです。タワーの設計は1970年にはじまり、6年後に一般公開されました。タワーは3つの高速エレベーターで登ることができ、高さごとに3つの展望台が用意されています。中でも2番目の展望台は透明なガラス張りの床が特徴。巨大なシドニーの都市の高層ビル群やシドニー湾、絵のように美しい山々を見渡すことができます。

19. セント・ポール大聖堂

メルボルンの中心にあるセント・ポール大聖堂の外観 Adam.J.W.C.
セント・ポール大聖堂の内部

オーストラリアの歴史や文化を学ぶのなら、メルボルンの三大ゴシック建築のひとつ、セント・ポール大聖堂に行かない手はありません。3つ並んだ尖頭が印象的なこの大聖堂はイギリス国教会派の教会で、同じ名前の聖堂がロンドンにもあります。1800年代半ばに建設されてから市民の祈りの場として大切にされてきました。セント・ポール大聖堂のツアーに参加すれば、より詳しい歴史を学べるほか、パイプオルガンや五芒星、ペルシャタイルを間近で見学することができます。

公式サイト: https://cathedral

20. カカドゥ国立公園

カカドゥ国立公園の巨大なシロアリの塚

オーストラリア最大の国立公園であるカカドゥ国立公園は、自然遺産と文化遺産の両面から評価を受け、ユネスコの世界遺産に登録されています。カカドゥはアボリジニの文化を残す場所として保全されており、約2万年前に描かれたといわれている壁画を見ることができます。起伏の激しい断崖や豊かな熱帯雨林にはオーストラリア特有の動物たちが数多く生息しています。ウォータークルーズや遊覧飛行、4WDドライブを通して、神秘的な自然の中を堪能することもできます。

公式サイト: https://parksaustralia

21. ボンダイビーチ

遊泳を楽しむ人々で賑わうボンダイビーチ

オーストラリアの美しいビーチの中でも、シドニーから7kmの好立地で観光客に大人気なのがボンダイビーチです。大都市の隣ながらゆったりとした時間が流れる癒しスポット。高い波が浜辺まで打ち寄せるのが特徴で、国内外のサーファーに愛されています。真っ白な砂浜と空との境目が分からないほど真っ青な海のコントラストは見る人を魅了します。ビーチはちょっと…という方でも海岸沿いの遊歩道でのお散歩や毎週日曜日のマーケットでのショッピングなどで楽しめます。

22. オーストラリア動物園

オーストラリア動物園への入り口 Kaus

オーストラリアに行ったからにはコアラを抱っこしたい!と思っている方も多いのではないでしょうか。シドニーやメルボルンからも行きやすいクイーンズランド州ではコアラの抱っこができる動物園があります。その名もオーストラリア動物園。園内ではオーストラリア固有の生き物を多数飼育しており、サファリパークのように動物たちと触れ合うことができます。特にクロコダイルのショーはまさに圧巻。一見の価値ありです。

公式サイト: https://www.australiazoo

23. ペンギンパレード(フィリップ島)

フィリップ島の夕暮れ時の有名なペンギンパレード

整備された環境や普通の観光地では物足りない方のためにはフィリップ島のペンギンパレードをおすすめします。体長30cmほどの小さなフェアリーペンギンが列をなして歩く姿を間近で見られます。砂浜には観覧席が設置されており、日没頃になると食事を終えたペンギンたちが海からよちよち帰ってくるのです。ペンギンだけでなく、ワラビーやカンガルーなど動物たちの自然のままを見て、触れ合うことができるツアーも開催されているので、スケジュールに合わせて利用しましょう。

24. グレートオーシャンロード

海に沿って続くグレートオーシャンロード

グレートオーシャンロード世界で最も美しいドライブロードと呼び声の高い観光スポットです。インド洋の海岸に沿って数100m続いており、メルボルンとアデレートを繋いでいます。時には森林の奥深くブドウ畑や熱帯雨林を通り抜け、時には急な崖に沿って曲がりくねった道を走り、石灰岩や洞窟を行く手に眺めることができます。道路沿いにはサーフィンのメッカやロンドンアーチ・12人の使徒などの奇岩があり、それらの観光地と合わせてドライブに繰り出すのがおすすめです。

25. ケープバイロン

真っ白な灯台、ケープバイロン

オーストラリア大陸の東の端に立つケープバイロン。1901年に建設されて以来、夜の太平洋の安全を守り続けてきました。真っ白な灯台が静かな海を臨む幻想的な風景が観られます。見晴らしの良い灯台から見るサンライズやサンセットは感動的で、日中は透き通った海で波に乗るサーファーや、優雅に泳ぐ亀やいるかの姿が見られます。岬は冒険に乗り出すのが好きな詩人、ジョン・バイロン日南で名付けられました。

オーストラリアには世界遺産も数多く存在しており、どの地域を選んでも壮大な自然が歓迎してくれます。ぜひお気に入りの場所を見つけ、オーストラリアの魅力を十分に堪能してください。