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フランスは観光名所が非常に多くヨーロッパの中でも観光ツアーで随一の人気を誇ります。世界遺産の数が多いだけではなく美食の国としても名高いため、食べ物が美味しく、観光スポットごとにその土地のグルメを楽しむ旅はおすすめです。フランス観光スポットの写真や観光地のレビューを通して、フランスの魅力を感じていただき、フランスへの旅行に一歩踏み出してみませんか。
今回はフランスの観光スポットでも特に訪れてみたい25ヶ所を紹介致します。
フランスでまず訪れるべき名所が多いのは、フランスの首都パリを含むイルドフランス地方です。エッフェル塔やルーヴル美術館など人気の観光スポットがたくさんあります。また、周辺地域には、世界遺産や偉大な芸術家が愛した場所も集まっており、パリを拠点に日帰り旅行から、時には南フランスまで足を伸ばして見るのもいいでしょう。ここでは、まずフランスで見るべき名所を10ヶ所ご紹介します。
フランス観光1位の町と言えばパリですが、そのシンボルであるエッフェル塔は、フランスの有名な建物ランキングでトップをとる観光名所です。1889年の万国博覧会に合わせて建設されたエッフェル塔は、2019年で130年を迎えました。エッフェル塔は、パリのあらゆるところからその姿を見ることができ、昼も夜も、その美しさに観光客は目を奪われます。324メートルの高さで、3つの展望台があり、最上階からは360度の大パノラマでパリ市街を見渡せます。
公式サイト: http://www.toureiffel.paris/en/
ルーヴル美術館はヨーロッパで最も古く大きな美術館であり、世界一来場者の多い美術館として知られています。フランスの観光スポットランキングでも勿論1位の人気観光地です。敷地面積が非常に広く展示数も多いので、あらかじめプランを立てておいた方が良いでしょう。初めて訪れた場合は、モナ・リザや、ミロのヴィーナスなどの世界的に有名な作品から見ることをおすすめします。また、現地で申し込めるフランスでの観光ツアーとして、ナイトツアーが一番人気です。
公式サイト: http://www.louvre.fr/
世界一豪華な宮殿と称され、ヨーロッパの絶対王政を象徴するヴェルサイユ宮殿は、パリ旅行で絶対に訪れたい人気観光スポットの一つです。太陽王とも呼ばれたルイ14世によって1682年に建設されたこの宮殿は、1979年にユネスコの世界遺産にも登録されています。鏡の間で有名な宮殿内部だけでなく、ラトナの噴水がある噴水広場やマリー・アントワネットの離宮、大トリアノン宮殿など見所ばかりです。
公式サイト: http://en.chateauversailles.fr/
フランス南東部プロヴァンス地方の地中海沿岸の保養地は、フレンチ・リヴィエラともコート・ダジュールとも呼ばれています。南部観光の拠点としてフランスでのホテルを取るならば、南仏のあらゆる観光スポットへアクセスが可能なコート・ダジュールはおすすめです。地中海のビーチや美術館巡り、南仏グルメなど魅力的な観光スポットを楽しむことができます。冬はオフシーズンですが、地中海気候で比較的暖かく、晴れることも多いので観光するのに問題はありません。
デュヌ・ド・ピラは、アルカション湾にある全長3kmにも及ぶヨーロッパ最大の砂丘です。ヨーロッパで一番標高が高い砂漠として認知されており、天気の良い日は空と砂丘、森や海の色のコントラストの風景が楽しめます。砂丘の東側と海岸側の道の間には、キャンプ場や食事、買い物などができる施設が設置されています。また、カジノやゴルフ、様々なマリンスポーツなども楽しむことができます。
公式サイト: https://www.dunedupilat.com/english/
ヨーロッパ最高峰のモンブランの麓にある、標高1035メートルの登山とスキーのリゾート地がシャモニー・モン・ブランです。モンブランをはじめとするヨーロッパの山々への登山の拠点のため、世界中のハイキング愛好家が訪れています。登山やスキーだけでなく、パラグライダーやゴルフも楽しめますし、美しい街並みの観光も見所の一つです。おすすめは様々な展望台への旅で、どれも素晴らしい景色を満喫できること間違いありません。
公式サイト: http://chamonix-montblanc.ru/
パリの南東、セーヌ・エ・マルヌ県にあるフォンテーヌブロー宮殿は、フランスで最も大きな宮殿で、1981年に世界遺産に登録されました。広大な森の中に佇む城館は、12世紀からの歴代のフランス王が狩りを楽しみ、実際に住んできた宮殿で、白馬の中庭は、1814年にナポレオンが退位の儀式を行った場所です。フォンテーヌブロー宮殿の見所は、文化遺産に指定されている宮殿と庭園、そして世界自然保護区として認定されたフォンテーヌブローの森の二つがおすすめです。
公式サイト: http://www.musee-chateau-fontainebleau.fr/
フランス南部、オクシタニー地域圏ラングドック地方にある城塞都市がカルカソンヌです。見所は、世界遺産に登録されている3キロにも及ぶ城壁で囲まれた、ヨーロッパ最大の城塞である旧市街ラ・シテです。また、駅前を流れるミディ運河も世界遺産に登録されており、こちらも必見です。ラングドック・ワインの生産地でワインショップが多く、お土産にもちょうど良いです。カスレという土の鍋で肉類とソーセージ、白インゲン豆を長時間煮込んだスタミナ料理が名物になります。
ディズニーランド・パリはヨーロッパ内で唯一のディズニーパークとしてパリの近郊にあります。本家アナハイムのパークを元に造られたディズニーランドと、映画がテーマになっているウォルト・ディズニー・スタジオの二つから構成されています。他の国のディズニー施設とは異なり、ヨーロッパ調で統一された優雅な雰囲気を形成しています。入り口すぐの所にあるショップアーケードの建物も、眠れる森の美女城も、ホーンテッドマンションもパリだけのオリジナルデザインです。
公式サイト: http://www.disneylandparis.ru
フランスの南部に位置する最古のローマ都市ニームには、古代ローマ時代の橋・神殿・円形劇場などの遺構が数多く残っています。古代ローマの伝統的なアーチ型天井がある回廊を持っている円形劇場は遺跡でありながら、現在でもコンサートやイベントの会場として使われています。また、夜にはイルミネーションで彩られ、ライトアップされた劇場が刻々と姿を変えて浮かび上がる姿は壮観です。
公式サイト: http://arenes-nimes.com/en/home
ここまでフランスが誇る観光スポットで、特に必見の10ヶ所をご紹介しました。フランスといえばパリを想像してしまうと思いますが、パリ以外にもおすすめの観光スポットがいくつも存在します。特に南フランスは、美しい自然と穏やかな気候、そして豊かな文化に触れられる素敵な観光スポットに溢れています。初めての方でも慣れている方でも楽しめるようなフランスの訪れるべき観光地を15ヶ所ご紹介しましょう。
フランス北西部ブルターニュ半島の付け根にモン・サン=ミシェルは位置します。世界遺産を数多く擁するフランスにおいて、その代表格として口コミの高評価が非常に多いです。あまりにも美しい姿のため「西洋の驚異」とも称され、中世の巡礼者たちが命がけで目指したと言われる美しすぎる修道院です。また、ブランドショップなどはありませんが、地元の特産品やお土産物などを購入できるお店がたくさんあります。
公式サイト: http://www.ot-montsaintmichel.com
シャトー・ディフは、プロヴァンス地方マルセイユ沖のイフ島にある十六世紀に海軍要塞として築かれました。十九世紀後半までは牢獄として使用され、アレクサンドル・デュマの冒険小説 「モンテ・クリスト伯」 の舞台として知られています。歴史的に恐ろしい背景を持っているため、華やかなお城とは打って変わった雰囲気が評判の観光スポットです。また、屋上から海を挟んで望むマルセイユの街並みは非常に美しく見えるためおすすめです。
公式サイト: http://www.chateau-if.fr/en/
サントロペはフランス人にとっては、世界のスターが別荘を持って夏を過ごす高級リゾート地です。シックな場所であり、ほとんどアジア人観光客がいない穴場スポットになっています。サントロペで最も有名な食べ物が、女優のブリジット・バルドーが愛したタルト・トロペジェンヌです。シュークリームみたいなタルトで、サントロペ発祥ですが、今では全国のブーランジュリーなどでは定番のお菓子になっています。
シャンゼリゼ通りは、西は凱旋門を出発し、両脇に緑が溢れるマロニエの並木道から、東はコンコルド広場へいたる総距離1910mの大通りです。シャンゼリゼ通りの特徴はその広さで、何車線にも渡る大通りの両側には、人々がそぞろ歩き、カフェがテーブルを並べ、大道芸人が人だかりを集めるのに十分な舗道が広がっています。その通りには、高級ブティックや映画館、ショッピング街などが立ち並んでおり、お買い物を楽しむにはうってつけです。
ノートルダム大聖堂は、パリの中心に流れるセーヌ川に浮かぶシテ島に立つゴシック建築の最高傑作として、どの角度から見ても完璧な美しさを誇る建物です。ノートルダムとは「我らの貴婦人」という意味のフランス語で、聖母マリアに捧げられた大聖堂です。小説や映画の舞台となった美しい大聖堂ですが、2019年4月15日に尖塔付近から出火し、木造建築部分が焼け落ちてしまいました。現在は、まだ再建案の計画途上で、工事自体の着工は2021年になる見込みと言われています。
公式サイト: http://www.notredamedeparis.fr/ru/
シャンゼリゼ大通りの起点にあたり、パリを代表する観光スポットが凱旋門です。凱旋門と名付けられていますが、ナポレオン・ボナパルトがアウステルリッツの戦いに勝利した記念に建設されました。シャルル・ド・ゴール広場の中心に構えるこの門は、フランスの栄光の象徴そのものです。この門から伸びる十二本の道路のうちの一つが有名なシャンゼリゼ通りとなります。昼もその偉容を楽しめますが、何と言っても夜の美しいライトアップは一見の価値ありです。
公式サイト: http://www.paris
フランス南東部にあるアルプスの町で、アヌシー湖からはティウー川が流れ込んでいる場所にアヌシーはあります。運河や川が多いことからフランスのヴェニスと呼ばれており、運河に沿ってパステルカラーの家が建ち並ぶ旧市街などで有名です。丘の上にあるアヌシー城は現在は博物館となっていますが、中世時代の面影を残しており、また街が一望できる景観は最高です。街全体が花に包まれたロマンスの雰囲気に溢れており、恋人同士の散策にうってつけの観光地です。
プロムナード・デ・ザングレとは、フランス語で「イギリス人の遊歩道」という意味があり、ニース市の海岸遊歩道になります。その総距離は7キロにもなり、美しい弧を描く湾に沿ってニース国際空港まで伸びています。プロムナード・デ・ザングレ沿いには、ネグレスコなどの高級ホテルやカジノ、カフェやレストランが軒を連ねる華やかな遊歩道が形成されています。白い砂浜に綺麗な海、南国の象徴であるヤシの木など海辺のリゾートとしての絶景が広がっています。
パリ郊外ノルマンディー地方にあるジヴェルニーの村は印象派の巨匠クロード・モネが晩年を過ごした場所です。モネが最後を過ごした家や、庭園を見るために、世界中から観光客が訪れています。見所としては、季節折々の美しい花々が咲き誇る美しい庭園で、ここには日本文化を愛したモネらしく太鼓橋などの日本式庭園があります。モネの代表作である『睡蓮』のモデルとなった風景を見ることができ、当時の庭園の姿が今も変わらず保存されていることがよく分かるはずです。
公式サイト: http://fondation-monet
ロワール渓谷の入り口に位置するシャンボール城は、16世紀にフランソワ1世が狩猟用の邸宅として建設させ、レオナルド・ダ・ヴィンチが構想したものです。1981年にユネスコの世界遺産に登録されたほか、エマ・ワトソン主演のディズニー映画『美女と野獣』のモデルとなった場所として有名です。フランス・ルネッサンス様式の城の中では最大の広さを誇り、二重のらせん階段やフランソワ1世とルイ14世の居室、礼拝堂など見所がたっぷりあります。
公式サイト: https://www.chambord.
フランス南東部ローヌ川の東岸にある歴史都市であるアヴィニョンには1309年に教皇庁が置かれました。1377年に教皇庁がローマに戻るまでの70年間に、一時は「第2のローマ」と呼ばれるほど繁栄し、現在も教皇庁の威容はそのままです。今も中世そのままの面影を残す街並みであり、7代の教皇の住居となった教皇宮殿、周辺の小宮殿、ノートルダム・デ・ドン大聖堂、サン・ベネゼ橋などが残っており、そのため1995年には世界文化遺産に登録されました。
ロワール川の支流シェール川の上に建てられ、世界遺産にも指定されている優美な白い城館こそが、シュノンソー城です。代々の城主が女性だったということもあり、「6人の奥方たちの城」とも呼ばれています。見所としてあげられるのは、美しい外観もそうなのですが、城を囲むように作られた美しいフランス式庭園です。また、城内も色とりどりの美しい部屋が多く見る人を飽きさせることはありません。
公式サイト: https://www.chenonceau
フランスの有名なワイン産地の一つブルゴーニュの中心とも言えるボーヌの街にワイン博物館はあります。元々ブルゴーニュ公の居城だった場所に建てられたこの博物館では、昔のブドウ圧搾機や樽などのワインに関する様々な道具が展示されています。道具だけではなく、ワイン造りの歴史やブドウの樹のサイクルや仕立てについても知ることができます。ワインに興味がある人にとっては非常に勉強になる場所です。
南フランスでガルドン川にかかる古代ローマの水道橋が世界遺産であるポン・デュ・ガールです。高さ49メートル、全長275メートルもある巨大な水道橋は、紀元前1世紀に立てられた後、約600年にもわたり実際に水を運ぶ役割を果たしてきました。さらに3層にわたってアーチ状にデザインされた建築は非常に珍しく、ローマ人の建築技術の高さをうかがえます。ポン・デュ・ガールのそばには博物館があり、建設や古代ローマの歴史に関して学ぶことができます。
公式サイト: http://www.pontdugard
フランス南部の内陸にあるヴェルドン自然公園には、ヨーロッパで最も美しく険しいとされるフランスのヴェルドン渓谷があります。アルプスの造山運動による複雑な岩山の隙間を縫うように流れるヴェルドン川の水は、青と白の絵の具の筆を洗ったような色に染まっており、不思議な色をしています。このヴェルドン川では、ペダルボートやカヌー、川水浴を楽しむことができます。また、ドライブルートとしても最高で、崖の上から水を見下ろす絶景は最高です。
フランスの観光地を色々と見てきましたが、世界的に有名な観光地パリをはじめ、リゾート感たっぷりな南フランスと見所たっぷりです。ぜひとも今回の記事で見てきた内容をモデルコースとして、フランスでのガイド代わりに観光スポットを訪れてみてはどうでしょうか。そして、ゆとりのある旅行日程を組まれていれば、イタリア観光地まで足を伸ばしてみるのもいいかもしれません。