デンマークのおすすめ観光スポットTop25

昨今、ヨーロッパ旅行の中でも北欧旅行は存在感を上げているようです。今回紹介するデンマークはそんな北欧を代表する国のひとつです。デンマークの観光地というとやはり首都のコペンハーゲンを思い浮かべる方が多いことと思いますが、実際にデンマークの観光スポットにどのようなものがあるのでしょうか。今回はそんなデンマークの観光スポットを観光局のHPなどでもお馴染みのところから穴場スポットまで25選厳選して紹介していきます!

最初に見るべきデンマークの観光地リスト

北欧デンマークで基本的にまず最初に降り立つのが首都であるコペンハーゲンになります。コペンハーゲンがそうであるように見どころが多いですがまとまっているので短い日数でも十分に回れますので費用面などでも気にすることはあまりないかと思います。涼しい夏は外を楽しみ、寒さの厳しい冬も博物館などで快適に観光できるのが魅力的ですが、実際にどのような観光スポットがあるのでしょう。

1. 人魚姫の像(コペンハーゲン)

人魚姫の像

デンマークでの観光ツアーで必ずと言っていいほど寄るいわば定番の観光スポットのひとつです。これはデンマークの輩出した童話作家のアンデルセンの童話「人魚姫」をモチーフとして作られたブロンズ像で、依頼主が人魚姫のバレェを見て感動したのがその始まりと言われています。以後、数々の、それも再三にわたる破壊行為や落書きなどに悩まされ、世界三大がっかり観光地という汚名をかぶることになってしまった人魚姫の像ですがそれを乗り越えて海の岩の上にじっと静かにたたずんでいるところにたくましさのようなものを感じるのではないでしょうか。

公式サイト: http://mermaidsofearth.com



2. 救世主教会(コペンハーゲン)

救世主教会 Ib Rasmussen
救世主教会 Joe deSousa

螺旋状の尖塔がシンボルになっている救世主教会はデンマーク国内の建築物として高い評価を得ており、建築様式はバロック様式でできています。救世主教会が完成されたのは後ほども何度か登場する名君クリスチャン4世が統治していた17世紀で、プロテスタントの教会であるだけのことはあって飾りはそれほど多くはなく、壁は純白で明るい空間になっています。祭壇やパイプオルガンなども見ごたえありです。教会の尖塔については頂上まで登れますが400段以上の階段を上るにつれて通路が狭くなるので高所が怖い方には注意が必要ですが眺めは素晴らしいです。



3. ティボリ公園(コペンハーゲン)

ティボリ公園

ティボリ(Tivoli)公園は実は世界で3番目に古い公園で、ディズニーランドのモデルになったとも言われる公園になります。そんなティボリ公園の広い敷地内には観覧車やメリーゴーランドなどの豊富なアトラクションやきれいにお手入れされた庭園、野外劇場でのショーなどがあります。また、カフェやレストランなども30店舗以上あるだけのことはあって食べ物にも困りません。中には伝統的なデンマーク料理が自慢のお店もあり、中でもグロフテンという店は観光客などから高い評価を得ています。

公式サイト: http://www.tivoligardens.com/en

4. ローゼンボー城

ローゼンボー城

救世主教会と同様に名君クリスチャン4世の統治していた時期にできた城になります。城とは言っても日本で言うような軍事拠点としての城というよりは邸宅をさらに大規模化したようなもので、クリスチャン4世が家族とのプライベートを過ごすために造られた離宮としてできました。現在ではデンマークの国有財産である共に、クリスチャン4世の書斎であったり、クリスチャン4世の戴冠式で実際に使われた黄金の王冠などと、クリスチャン4世にゆかりのある展示を見ることのできる観光名所にもなっています。

公式サイト: http://www.kongernessamling.dk

5. トゥ/モルスビエルジュ国立公園(ユトランド半島中部)

トゥ/モルスビエルジュ国立公園

デンマークを旅行する際に自然を満喫したいのであればユトランド半島中部にあるトゥ/モルスビエルジュ国立公園に立ち寄るのはいかがでしょうか?モルスビエルジュ国立公園についてはユトランド半島の南東岸にあり、トゥ国立公園は反対側の西岸に位置している国立公園になっています。いずれも国立公園内に原生林を中心とした豊かな生態系が形成されており、渡り鳥の観察などを楽しめます。他にもサイクリングや釣りなども楽しむことができる国立公園になっています。

この綺麗な映像を見ながら、デンマークならではの雰囲気を味わって下さい。

6. オーレスンリンク(コペンハーゲン~マルメ間)

オーレスンリンク

本章の冒頭でデンマークとスウェーデンは目と鼻の先で、日帰り観光できると言及しましたが、これを実現させているのがオーレスンリンクというコペンハーゲンとスウェーデンのマルメを結んでいる橋になります。橋には高速道路や鉄道が走っており、付け加えてデザインも洗練されていることから美しい建造物としても一定の評価を得ており、見る価値は十分にあります。

7. アロスオーフス美術館(オーフス)

アロスオーフス美術館

北欧最大級の美術館のひとつはデンマークのドイツからはみだした半島部にあるオーフスにあります。この美術館は現代アート作品を中心に扱っており、美術館は主に4つの大きなギャラリーから構成されています。中でもとりわけ一番の見所としては頂上階にあるYour Rainbow Panoramaというコーナーになります。このコーナーはオーフスの街並みを一望できるだけにとどまらず、虹色のガラス越しに街並みを眺めることで歩くことで街並みの色が変わっていくという幻想的な体験を楽しむことができ、口コミやレビュー評価も高いです。

公式サイト: http://en.aros.dk/

8. ギネス世界記録博物館(コペンハーゲン)

ギネス世界記録博物館

ギネス世界記録に特化した観光地というのは世界的にまだ珍しいため、コペンハーゲンにあるギネス世界記録博物館は大変貴重な存在です。この博物館で主として取り扱っている展示にはギネスのトロフィーやギネスレコードの歴史に関する資料などがあり、楽しみながらも知識も身に着けることのできる、ある意味では知的な観光名所とも言えるのではないのでしょうか。そのため、子供連れにはなおさらおすすめしたい観光スポットでもあります。また、ギネス世界記録に特化した観光地は珍しいわけですからここでギネスならではの品をお土産としてついでに買い物するというのもいいでしょう。

公式サイト: http://www.ripleys.com

9. レゴランド(ビルン)

レゴランド

デンマークのドイツからはみ出す半島側にあるビルンの定番観光名所であると共に史上初のレゴのテーマパークでもあります。レゴのテーマパークであるだけのことはあってレゴブロックの展示物で盛沢山なのでレゴファンにはたまらない観光名所であること間違いなしです。中でもパーク中央では世界中の町や建物などがミニチュアレゴでできているところも見逃せないですが開館時期は3月から10月で、冬は完全に閉館してしまうので夏の間に訪れるのがおすすめです。なお、レゴはデンマーク語で「よく遊べ」を意味する「Leg Godt」が由来になっているのはご存知でしたか?

公式サイト: https://www.legoland.dk

10. ニューハウン(コペンハーゲン)

ニューハウン

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ニューハウン(Nyhavn)はデンマークや首都コペンハーゲンの観光スポットランキングで常に上位にランクインしているいわば定番の観光名所のひとつになります。コペンハーゲンで最も活気に満ちたニューハウンは人工的に入江を掘削してできた港を囲んだカラフルな町並みが見どころで、レストランやカフェなども多いのでグルメを楽しむこともできます。また、天気がよければニューハウンからコペンハーゲンでのツアーで観光客からの支持が高い運河巡りに参加するのもおすすめです。

公式サイト: https://www.nyhavn.com

訪れるべき他のデンマークの観光スポット

これまで最初に訪れるべき観光スポットについて紹介させていただきましたが無論、コペンハーゲン以外であってもデンマークで見るべき名所はいくつも存在します。デンマークでのホテルをコペンハーゲンからずらしてみたりするだけでも行動範囲は広がりますし、実はスウェーデンとは目と鼻の先なのでデンマークを旅しながらついでにスウェーデン観光を日帰りで行うことだってできます。また、デンマーク本土からは遠く離れたところにも思わぬ見所があったりもするのです。それでは残りの15か所を紹介していきます!

11. ニューカールスベルググリプトテク美術館

ニューカールスベルググリプトテク美術館

ニューカールスベルググリプトテク美術館は後ほど改めて紹介するカールズバーグと関係のある観光名所で、後にこの世にビールブランドで名を轟かせたカールはこの建物を通して商売に芸術を取り入れることはできると証明しました。今ではデンマークの重要なランドマークになっていると共にコペンハーゲン市内の重要な博物館のひとつとしても位置づけられています。なお、展示ですが創始者のJCヤコブセンの息子であるカールヤコブセンの私的コレクションが中心で、この美術館の名称は実は一時期カールヤコブセンが父の経営方針に反発してカールズバーグから分離独立してできたニューカールスバーグという当時のビール会社に由来しています。ニューカールスバーグについては最終的に元祖であるカールスバーグと再び合流しましたがこの美術館の名称は当時の社名のままで残りました。

12. エロチック博物館(コペンハーゲン)

エロチック博物館

コペンハーゲンは世界的に見ても極めて異色な観光スポットが多い都市のひとつで、中でも極めて付けはエロチック博物館(Museum Erotica)という日本ではそもそも存在そのものを疑ってしまうような観光名所があります。1992年創立と歴史はまだまだ浅いですがデンマークで性に関連してできた最初の観光スポットのひとつとして知られています。そんなエロチック博物館ですが、館内の展示は単に性的なものとしてとらえるのではなく、芸術としてとらえることを目標としています。それだけあって古代ローマやインドにおけるエロティシズム思想や関連する遺物など、エロティシズムの世界史などといった興味深いテーマの展示にも充実しています。いわゆる「エロ」について新しい視点を持ちたいという人にはおすすめできる観光スポットになります。

公式サイト: http://www.erotisch-museum.nl/

13. フレデリクスボー城(シェラン島)

フレデリクスボー城

後ほど解説する北シェラン島にあるクロンボー城と併せて訪れられることが多いのがシェラン島にあるフレデリクスボー城になります。フレデリクスボー城はその城の美しさからデンマークを代表する城として名を轟かせています。そんなフレデリクスボー城をルネサンス様式で完成させたのはロスキレ大聖堂の項でも言及する名君クリスチャン4世で、そんな城内にはおとぎ話に出てきそうな美しい湖をもつ風光明媚な庭園やデンマークの歴史や肖像画を飾る美術館などがあり、王室の芸術コレクションとしても重宝されています。なお、余談ですがかつて覇権を激しく争ったデンマークとスウェーデンは1720年にここフレデリクスボー城で平和条約(フレデリクスボー条約)が結ばれ、犬猿の仲が解消されました。

公式サイト: http://www.dnm.dk/uk/russian.htm

14. アンデルセン博物館(オーデンセ)

アンデルセン博物館

通称アンデルセン童話で一躍世界的に有名になった童話作家のアンデルセンはオーデンセという町で生まれ、アンデルセンの生まれた家は1908年に博物館として整備されて現在までに至ります。館内にはアンデルセンの生い立ちや作家になるまでの苦難の日々を写真などで紹介する展示が充実しています。それ以外にも愛用した品々や手紙などといったアンデルセンにゆかりのあるものも展示されており、アンデルセンファンには見逃せない観光スポットであること間違いなしです。

公式サイト: http://www.solvangca.com

15. ロスキレ大聖堂(ロスキレ)

ロスキレ大聖堂
Slaunger

世界遺産に指定されている13世紀から建立されたロスキレの大聖堂になります。この大聖堂の興味深いところとしてはひとつの建物にゴシック様式とロマネスク様式の2つの建築様式が組み合わせられているところで、それも丁寧にできているので見ごたえありです。内部にはデンマークの歴代君主が眠る棺がおかれており、中でも名君として知られたクリスチャン4世については棺の部屋は四方八方全て壁画で埋め尽くされています。

公式サイト: http://www.roskildedomkirke

16. コペンハーゲン国立美術館(コペンハーゲン)

User:Thue

デンマーク国内最大級の美術館は前述したオーフスの美術館に限らず、首都のコペンハーゲンにある国立美術館も当てはまります。17世紀後半にオランダから後期ルネサンス文化が入ってきたことに端を発して貴族の間でオランダ絵画が人気となり、2世紀後の19世紀に王室が主導となってコレクション公開の機運を高めることとなりました。これが功を奏して現在の国立美術館へと至るわけですが、展示品については主にレンブラントやムンクらなどの作品が中心になっています。

公式サイト: https://www.smk

17. クロンボー城(北シェラン島)

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イギリスを代表する劇作家ウィリアムシェイクスピアの作品の中にハムレットがありますが、そのハムレットの舞台のモデルになったと言われているのがここ北シェラン島にあるクロンボー城で、先述したフレデリクスボー城と併せて訪れられることの多い城でもあります。戦災などで何度も壊れては再建の繰り返しですが、現在みられる姿のものは上品でゴージャスなものになっています。また、夏になると場内の中庭でシェイクスピアの野外劇を観劇することができます。シェイクスピアの劇をモデルになった場所で見たいという方にもおすすめできるのがここクロンボー城になります。

公式サイト: http://kongeligeslotte

18. オールドタウン(オーフス)

オールドタウン

オールドタウン(デンマーク語ではDen gamle by)とはありますが旧市街ではなく、実際には当時の街並みなどを忠実に再現したいわば野外博物館になります。ここでは当時の玩具や靴、町工場などを見て回れる他、さらには当時のレシピで作ったケーキなどを味わうこともできるだけあってグルメ好きにも嬉しいスポットになっています。オーフスの美術館で現代美術を味わったあとに今度はタイムスリップしたい場合に訪れてみたい場所です。

公式サイト: https://www.dengamleby

19. デュアハウスバッケン(クランペンボー)

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デンマークでアトラクションというとディズニーランドのモデルになったとも言われるコペンハーゲンのティボリ公園が有名ですが実はティボリ公園に劣らず歴史の長いアミューズメントパークがデュアハウスバッケンになります。バッケンという愛称で呼ばれることが多く、主なアトラクションとしてはジェットコースターやゴーストトレインなどがあり、穴場でアトラクションを楽しみたいという方におすすめです。

公式サイト: https://www.bakken

20. カールズバーグ博物館(コペンハーゲン)

Troels Dejgaard Hansen
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世界的にビールでお馴染みのカールズバーグ(Carlsberg)というブランドではありますが実はデンマークのビールブランドであるということはご存知でしたでしょうか?そんなカールズバーグはコペンハーゲンにビール工場と一体化した博物館を作り、そこでは過去に販売されていた銘柄や世界最大として知られるボトルコレクションなどとビール好きにはたまらない見所が盛りだくさんな観光名所になっています。また、ビール工場と一体化しているということで博物館内で最後はビールを実際に飲むことができるようになっていますが間違えても未成年が飲酒するということは絶対にないようにお願いします。(未成年でも入場は可能です)

公式サイト: https://www.visitcarlsberg

21. イェリング墳墓群(イェリング)

Alicudi

北欧デンマークを含めてヨーロッパで歴史スポットというとキリスト教会であったり、古城であったり、王宮などがよく知られるスポットになっていますがイェリングからそう遠くは離れていないイェリング墳墓群は異色な歴史スポットです。世界遺産にも指定されているこの墳墓群の見所はルーン文字で刻まれた10世紀にできた石碑で、その内で最も古い石碑についてはデンマーク史上最初の王であるゴーム老王とチューラ王妃について刻まれたものです。これはまだデンマークにキリスト教が伝わっていなかった時期のものになり、そのため、キリスト教が伝わる前のデンマークを垣間見ることのできる歴史スポットになります。

22. グルヌン岬(スカグン)

グルヌン岬

デンマークのユトランド半島北部にはスカグン(Skagen)周辺をはじめとして独特な地形美を目にすることのできるスポットが数多く点在しています。そんな地形美を味わえるスポットの中にスカグンから数キロメートル離れたほど近いところにあるグルヌン(Grenen)岬で、ここで海流が一度に2つぶつかることで独特な美しい砂浜の景観を楽しむことができます。また、地形以外でもここには多くの渡り鳥が採餌するためにやってくるのでバードウォッチングにも適しています。自然を楽しみたい方におすすめのスポットです。

23. ボーンホルム島(ボーンホルム島)

Lilly M

本章の冒頭でも述べた通り、デンマークとスウェーデンの距離感というのは海を隔ててはいるものの文字通り目と鼻の先です。そしてそんな国境付近にも実は見所は少なくなく、今回紹介するボーンホルム島もそんな国境の島のひとつです。ボーンホルム島からスウェーデン沿岸まではわずか数キロメートルしか離れていないという近さです。国境の島であるだけでなく、史跡巡りが好きな方を中心に支持の高い島で、島内に多く点在する要塞跡など、デンマークとスウェーデンの熾烈な覇権争いの痕跡を垣間見ることのできるスポットが豊富にあります。

24. ムン島の断崖(ムン島)

Chad K

これまでに紹介したデンマークの自然スポットは生物を観察したり、海岸の地形美を楽しむなどといったものが中心になっていましたが今回紹介するのはムン島で見られる地形美になります。ムン島(Mon、OはOに/を加えたもの)の断崖の特徴はただ単純に海に向かって断崖になっているだけではなく、その断崖が雪のような美しい白色になっているというのが特徴的で、見所でもあります。なお、この白色は大昔の貝殻などから構成されています。

25. フェロー諸島(フェロー諸島)

Porkeri
User:Erik Christensen

今回はデンマークで訪れておきたいおすすめの観光スポットということでこれまでに24か所紹介させていただきましたが、最後の25か所目で紹介するのはフェロー諸島になります。フェロー諸島はデンマーク本土から離れて大西洋上に浮かぶ離島で、アイスランドも顔負けな独特なフィヨルドや瀑布などをはじめとする地形美や、そんな地形美をながめながら羊の放牧を見て原風景を楽しんだりとアクセスはやや面倒ではあってもデンマーク旅行で立ち寄ってみたい場所です。なお、フロー諸島もアイスランドのように温泉が多く湧いているので一味違った温泉旅行を楽しむというのもいいかもしれませんね。

まとめ

これまでデンマークのおすすめ観光スポットということで目と鼻の先にあるスウェーデンのマルメも含めて25か所紹介させていただきました。これを参考に実りある旅にしてくださいね!